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NANTOで言う発達障害とは

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学習支援センターNANTOでは、発達障害児、発達の偏り・遅れのある子供達の支援を行なっています。この中には知的障害児は基本的に含めておりません。
知的障害の有無によって障害を差別、区別しようという考えはありません。
しかしながら、現在の社会、法律、学校などにおいて、知的障害を伴わない子供の場合、医療・教育・福祉支援が現実的に得られることはほとんどありません。


発達障害者支援法が施行されたものの、当事者の生活にはその支援が行き届いていないのが現実です。
また、知的障害を伴わない発達障害者は、外見からは全く分かりません。
表面的な少しの関わりでは、その障害に気づいてもらえることは難しく、本人のわがまま、我慢や努力不足と誤解され、母親は、しつけが悪いから、愛情不足などといった言葉で周囲から理解されず、孤立して子育てをしているケースがほとんどです。


学習支援センターNANTOで言う発達障害とは、具体的には、高機能自閉症、アスペルガー症候群、AD/HD、LD(学習障害)の診断を受けた、あるいは、その傾向が見られる子供たちを対象にしています。
こうした子供たちは、近年、発達障害という言葉で社会的にようやくその存在を知られるようになっておりますが、福祉的支援、また教育的支援が現実的には伴わず、ほとんどの場合、支援のない状態で幼稚園や学校生活をしています。
知的障害を伴わないため、普通級で在籍することがほとんどで、その特性から生じる学習の遅れ、集団行動に対する不適応などが見られます。こうした現状を何とかしたい、少しでも子供たちの為に、またその子供達の取り巻く環境を改善したいという願いから発達障害児専門の学習センターの設立に至りました。
まだまだ発達障害と言う言葉だけが独り歩きをしていて、現実的にはそうした子供たちは理解されずに、生き難い問題をたくさん抱えています。


本来なら、適切な療育を行なうことによって、生活能力が高まり、集団生活 をするために必要なスキルも身につけることが出来ます。障害は治ることはなくても、暮らしやすくすることは出来るのです。
それには、教育の場では、こうした子供達が学ぶ普通級でも支援体制を整え、学級、学年、学校全体でそうした子供たちを受け入れられ、互いに助け合えるようになることが望ましいと思います。